耳あかと耳の病気
耳あかがたまり過ぎると難聴になったり炎症を引き起こしたりするのをご存知でしょうか。
耳あかの除去には耳かきや綿棒を使いますが、日本人の耳あかはカサカサの乾燥タイプが多くじゅくじゅくした湿性タイプに比べると自然に出てきやすいので、耳の入り口を耳かきで掃除するだけで取り方は十分だともいえます。
耳かきで頻繁に耳そうじした場合は強く引っかいて外耳を傷つける場合もありますし、綿棒だと湿りがないとなかなか取れないため、耳あかを耳の奥へ奥へ押し込んでしまうので注意が必要です。
耳あかが外耳道に大量にたまってつまり完全に穴をふさいでしまった場合には難聴になって聞こえにくい状態になってしまうことがあります。このような耳の病気を耳垢栓塞(じこうせんそく)といい、耳垢が大量に詰まるせいで圧迫感があり、放っておくと炎症や痛みの症状が生じてきます。治療法は耳鼻咽喉科でたまった耳あかを専用のピンセットのような器具で除去してもらい炎症がある場合には抗菌薬を使って治療します。
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また耳かきが原因で外耳道の皮膚を傷つけてしまい細菌感染してしまうことが原因で外耳道炎(がいじどうえん)が起こります。症状は最初はかゆみから腫れが強くなると耳を
触るだけで、また口を開けただけで激痛を生じたり熱が出ることもあります。
多くは炎症を起こしても自然に治るものですが、膿瘍ができると破れて耳だれが出ることもあるため、症状が治まらないと早めに耳鼻科へ受診しましょう。治療法は患部の消毒、軟膏の湿布、抗菌薬・鎮痛薬を内服します。膿瘍(おでき)は膿みをだすため切開することもあります。
このように耳あかがたまりすぎても、頻繁に耳の中をかき回しても耳の病気の原因になってしまいます。特に乳幼児などの小さな子供さんの場合はお母さんが綿棒で耳あかを取ってあげているでしょうが、奥に押し込んでしまってることが少なくないようです。
耳そうじは毎日する必要はありません。赤ちゃんが暴れてしまってうまく耳掃除をしてあげられない場合や大人でも耳あかがたまりやすい人は耳鼻科で取ってもらうほうが安心です。
固くなって詰っている場合は耳あかを軟らかくする薬を耳の中へ入れてから取り除く処置がとられます。耳垢を耳鼻科で取るなんて、と躊躇もしがちですが耳あかはためすぎても、取りすぎてもトラブルのもの。それだけデリケートな器官であることを知っておきましょう。
耳あかの種類
耳あかの種類には乾燥タイプ(コナ耳)か湿っているタイプ(アメ耳)があります。これは遺伝子配列で決まるそうですが本来耳あかは湿っているもので日本人の8割といわれる乾燥タイプは突然変異なのだそうです。
また湿っている耳あかはキャラメルの色をしててくさい臭いがします。実はこのタイプ、わきがの人が多いそうでこれは耳の穴からでる分泌物があせやわきがと同じ汗腺に
よるためだからだそうです。